視覚支援学校の給食には、こだわりがあった! その2 ~お月見(行事食)~
本校の給食では、視覚障がいのある幼児児童生徒が食事を楽しめるように、「香り」「舌ざわりや歯ごたえなどの食感」にこだわっています。彩りも鮮やかで、見えにくい人でも、お料理の「色」を楽しむことができます。(その1の記事もご覧ください。)
【お月見メニュー】
栗入り赤飯・まいたけのみそ汁・鮭の麹(こうじ)焼き・おかか和え・香味炒め・牛乳
733キロカロリー 食物繊維6.1g 脂質21.5g 食塩2.5g
10月27日(金)は旧暦の9月13日(じゅうさんや)十三夜です。収穫祭の意味もこめて、豆や栗をお供えし、満月を見て楽しんでいたそうです。みそ汁は大豆で取った出汁(だし)も入っています。(栄養士からのコメントより)
お赤飯は、もち米も入っているので、もちもち、ふっくらとしています。
たくさんの小豆(あずき)も一粒一粒がきらりと輝いて見えます。
お月さまに見立てた栗は、ごま塩のおかげで甘みが増して感じられます。
鮭の麹焼きは、表面はカリッとした食感で、麹のうまみによって、塩分を抑え、鮭本来の味を楽しむことができます。
つけ合わせは、キャベツとピーマンのおかか和えです。かつお節の香りがとてもよいです。
みそ汁に入っているまいたけは、まいたけの形がわかるように、傘と軸をそろえて切っているのかなと感じました。また、炒った大豆も入っています。よい出汁(だし)がとれるそうです。
香味炒めには、キャベツ、春菊、青しそ、油揚げに香ばしい桜えびが加わっています。