第88回令和5年度後期文字能力テスト
本校では、年に2回、文字能力テストを行っています。『墨字(通常の印刷文字)の部』では漢字の読み書きの向上を、『点字の部』では点字の読み書きの向上をそれぞれ目指してチャレンジします。
後期は、12月14日、小・中学部、高等部の児童生徒が参加しました。
『墨字の部』では、会場の明るさ、まぶしさに配慮して、見やすい大きさ、フォントに加工された漢字の読み・書きを行います。今回は、中・高等部が同じ会場で実施しました。中学部生徒の真剣な表情からは、「高等部の先輩は2級かあ、すごいなあ、僕もがんばらなくちゃ」という心の声が聞こえてくるようでした。
視覚支援学校ならではの文字能力テストといえば、『点字の部』です。
点字の部では、パーキンスブレーラー(点字タイプライター)で速く書けるようになると、1級の修了証をもらって点字盤(点を打つ点筆を使って点字を打つ道具)に移行していきます。
テストは4種目あり、2分間で50音を繰り返し書く「50音書き」、与えられた文章を2分間でそのまま写しとる「転写」、音声で読み上げられる文章を書きとる「聴写」、そして与えられた文章を1分間で正しく早く音読する「速読」の順に行います。
高等部『点字の部』の様子をご覧ください。
高等部では、無事にテストを終えてからの残りの時間を、『パーキンスしりとり』で盛り上がりました。卒業を迎える高等部3年生、最後の文字能力テストを後輩と楽しみました。