視覚支援学校の給食にはこだわりがあった! その4 ~ 鏡開きの日 ~
本校の給食では、視覚障がいのある幼児児童生徒が食事を楽しめるように、「香り」「舌ざわりや歯ごたえなどの食感」にこだわっています。彩りも鮮やかで、見えにくい人でも、お料理の「色」を楽しむことができます。
また、福島県産の食材を積極的に活用し、地産地消にも心がけています。
ごはん・七草汁・鶏の照り焼き・ゆで野菜・大豆とりんごのサラダ
・ラッキーしるこ・牛乳
764キロカロリー 食物繊維4.3g
脂質25.2g 食塩2.9g
1月11日(木)は、鏡開きの日でした。昔から、この日には、無病息災を願って、神棚などにお供えしていた鏡もちを下ろして食べる習わしがあります。
「七草汁」ですが、今回は、せりとほうれん草のおみそ汁です。
ちなみに、春の七草は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな(かぶ)・すずしろ(だいこん)です。
みんな大好き、鶏の照り焼きです。
ふっくらとした食感で、甘いたれが鶏にからんでいてとてもジューシーです。
つけ合わせは、色鮮やかなにんじんとブロッコリーです。
大豆とりんごのサラダは、さくさくとしたりんごの甘さとしゃきっとしたキャベツとの相性もばっちりで、さっぱりとしたドレッシングで味付けされています。
ラッキーしるこは、お汁粉(おしるこ)の中に、大きな具がひとつ入っています。栗の甘煮、黒豆の甘煮、桃の甘煮、塩昆布の中のひとつです。
「入っていた食材が、今年のラッキー食材です」という設定で、おみくじ気分が楽しいメニューです。
以下は、栄養士さんからのラッキーしるこメッセージです。
〇栗が入っていた人は、「お金持ち」になる年です。宝物が増えるでしょう。
※ おせち料理の中では、栗を黄金に見立てて、財産持ちになるとされています。
〇黒豆が入っていた人は、「豆で達者に」すごせる年です。全力で遊べるでしょう。
※ おせち料理の中では、まめ(ていねいに、確実に)の語呂合わせとして、健康で過ごせるとされています。
〇桃が入っていた人は、「桃源郷」ですごせるような年です。楽しいことがたくさんあるでしょう。
※ おせちではありませんが、桃源郷は中国の物語で、桃の花に囲まれている平和で豊かな世界を表しています。
〇昆布が入っていた人は、「よろこんぶ」ことが多い年です。周りの人をたくさん喜ばせるでしょう。
※ おせち料理の中では、昆布を「よろこんぶ(喜ぶ)」とごろ合わせにして、幸せに多く出会うとされています。