本校の同窓会副会長でもある渡邊健（わたなべ　たけし）先生が、全日本鍼灸学会より、２０２２年度高木賞奨励賞を授与されました。

　渡邊健先生は、２０１７年度に本校の専攻科理療科を卒業後、二本松市で「銀の森治療院」を開院されました。また、ご自身の治療院での臨床と並行して、筑波技術大学大学院へ進学され、現在でも筑波技術大学東西医学統合医療センターの客員研究員も兼任し、鍼灸の臨床研究に励まれています。（渡邊健先生については、こちらをクリックしてご覧ください。）

　この度、渡邊先生の研究成果（「坐骨神経鍼通電療法における安全性・再現性の高い刺鍼点および刺鍼点同定のための触察法の画像解剖学的検討―坐骨結節―大腿骨間陥凹部刺鍼点の提案－」）が、全日本鍼灸学会で高く評価され、学会創設者で初代会長の高木健太郎氏（医師・生理学者）を記念して創設された「高木賞奨励賞」を受賞されました。今回は、正賞の対象者はなく、また、正賞も含めて高木賞奨励賞の東北での受賞者は初めてのことです。

　去る６月１０日の全日本鍼灸学会学術大会神戸大会で表彰式がありました。同大会に参加した本校教員（小沢教諭）もその場に立ち会うことができ、渡邊先生は受賞の喜びとともに、視覚障がいがあっても鍼灸にかける情熱を熱く話されていました。

　福島テレビさんからの取材もあり、７月１１日（火）１８：００のＦＴＶテレポートプラスで放映される予定です（放送日が変更になりました）。放映では、授賞式の模様のほか、ご自身の鍼灸院での治療の様子やご家族、様々な学校での講演会の様子なども併せて紹介されることになっています。今回のＴＶ放映が視覚支援学校と理療科の啓発、ひいては入学志願者の増加につながればと願っています。

　放送日が変更になりました。
放送日：７月１１日（火）１８：００～
放送局：ＦＴＶテレポートプラス（８チャンネル）