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小学部『えがお交流活動』

 小学部では、9月18日(水)に福島第四小学校(以下、四小)・聴覚支援学校福島校(以下、聴覚支援学校)の2、5年生30名を本校にお迎えし、『えがお交流活動』を行いました。『えがお交流活動』は、他校の友達に視覚支援学校の学習や生活について知ってもらうこと、また本校児童も自分の障がいや見え方を踏まえ、障がいの有無にかかわらず皆と一緒に楽しく活動できる方法を考えたり、伝えたりすることも目的としています。当日は、2つのグループに分かれて活動し、交流を深めました。
 1・2年生グループは、「視覚支援学校たんけん」。案内するのは、本校の1年生です。図書室や寄宿舎など、校内を回りながら、何をする部屋なのか、どんなものがあるのか等を説明しました。また、1か所に1つずつ文字カードが隠されていて、そのカードを並べ替えると、視覚支援学校ならではの教具の名前になるというミッションもありました。答えは、「しょけんだい」と「てんじばん」。他校の児童も楽しみながら視覚支援学校の児童が学習に使う教具を知る機会になったようです。
 4・5年生グループは、「ブラインドスポーツ体験」として転がし卓球(サウンドテーブルテニス)とゴールボールを行いました。本校の児童が使う道具やルールなどを説明したり、手本を見せたりした後、他校の友達にも体験してもらいました。四小の児童や先生方はアイマスクをしての体験でしたが、ボールの音に耳を澄ませて真剣に取り組んでくれました。
 2グループとも、活動を通して3校の児童が互いの理解を深め、障がいの有無にかかわらず一緒に学んだり、楽しく活動したりするための配慮や工夫について考えるきっかけとなりました。

図書室で点字付きの絵本を触って確かめる児童
図書室には、点字や拡大文字の本もあります。「ぐりとぐら」の絵本にも点字がついているよ。
学校探検で集めた文字カードを並べ替えている児童
集めたカードを並べ替えています。
「ヒント教えて。いちばん最初の字は?」 「て!」など、
児童同士でやりとりする姿もありました。
書見台を使って音読する様子を他校児童に紹介している本校児童
書見台の使い方を四小と聴覚支援学校の友達に紹介しました。
「ぼくは、近づけると読めるよ。」
ゴールボールについて、他校の友達に説明する本校児童
ゴールボールの説明をしています。転がすと音が出るボールを使うと、
目が不自由なぼくたちも一緒にスポーツができますよ。
アイマスクをしてゴールボールを体験する他校児童
アイマスクをした他校の友達とサウンドテーブルテニスで対戦する本校児童
アイマスクをして、見えない状況で行うゲームではいろいろな気づきが。
難しさもあったけれど楽しかったという感想が聞かれました。